2010年05月23日

静岡、最大の資源を活かすまちづくり

 現在静岡市にはいろいろな地域資源があります。例えば日本平や清水港、静岡空港、お茶、みかん、わさび、桜えび、最近では実物大のガンダムなど、他都市には無い豊富な資源があります。これらハードウェアを活かしていくのは「人」です。
 今日のブログの筆者は、静岡市の最大の地域資源は人であると考え、ハードウェアのみならず、72万人市民の知恵(潜在能力)を活かすことが静岡市の個性を活かし『強い静岡市』につながると考えています。

これまで、日本は中央集権で一律の成長を果たしてきました。
今、それでは、解決できない多様な地域課題が生じており、中央集権の限界に達していると言われています。

地域主権が、時の政権の1丁目1番地と言われています。これは、地方において、外から与えられる政策では不十分だということです。

自分たちの頭で、自分たちの課題を考え、解決をしなくては、自分たちが豊かになれません。モノも心も。

しかし、長い中央集権の歴史の中で、私たちは、外から与えられる政策に慣れ切っています。
そして、自分たちで政策を作り上げるノウハウの蓄積があまりに不足しています。

地域課題に取り組む時、行政(地方政府)ですら、まず他市の成功事例の調査をしてそれを輸入する方法を考えてしまいます。
だいたい、同じ課題を持っているところを参考にするのは当たり前と思いません?
これがすでに、「自分の頭で考える」方法ではないのです。

勘の鋭い方は、気が付いていらっしゃるかもしれませんが、
他市の成功事例をほとんど直輸入するやり方は、政策を国が考えてくれることとそっくりです。
他市の成功事例を一番に考えることは、政策を考える上で、方法論としてこれからのあるべき姿ではないのです。

少し長くなりましたので、この続きはまた今度。
みらい市民会議では、こうした話など、ざっくばらんにやっています。
地に足付けた「人と人とのつながり」を大切にするこれからのまちづくりの話し、おもしろいですよ。
ぜひ、実際にお越しください。(N)

  


Posted by みらい市民会議 at 22:45Comments(0)静岡市活性化計画